【コロナ禍の留学体験談/マルタ】カナダワーホリ前の語学留学3ヶ月(社会人・Kevinさん)
プロフィール
名前:Kevinさん(社会人)
学校名:Link School of English
コース名:一般英語
留学期間:3ヶ月(2022年2月~2022年5月)
滞在方法:学生寮(シェアルーム、食事なし)
ビザタイプ:観光(ビザなし)
■留学前、渡航時について
・留学のきっかけや留学先を決めた理由
幼少の頃から、海外での生活に憧れていました。大学生になっても海外に行きたいという気持ちはありましたが、なかなか留学資金を貯めることができませんでした。社会人になって初めて留学資金を作れるようになり、ようやく海外行きが現実的なものとなりました。
海外で生活したいというのが僕の目的だったので、ワーキングホリデーのビザを使ってカナダへ行く計画を立てました。しかし、英語力ゼロでワーホリに行っても、初めの期間を無駄にしてしまうのが目に見えていたので、準備期間のつもりで短期留学をしようと決めたのがきっかけとなりました。
初めは旅費や学費、物価の低いフィリピン留学を検討していましたがコロナの影響で渡航が厳しくなり、次に調べ始めたのがマルタでした。物価が安く、治安もいいと聞き、アズ留学センターに連絡をしました。学費や寮費が思っていたよりも安く、体験談からも楽しそうな雰囲気が感じられ、コロナ禍でも渡航が可能だったことですぐにマルタ留学を決断しました。
・留学前に心配・不安だったこと
コロナ禍だったこともあり、渡航後にレストランや商業施設に入れなくなったり、お店が休業してしまうような事態にならないかが唯一の不安でした。しかし、そんな不安は到着してすぐに吹き飛びました。着いてみれば、街は活気があり、レストランも大賑わっていました。日本とはまるで異なる景色に気持ちがたかぶっていったのを覚えています。
・日本と現地の空港での手続き、到着後の空港送迎はスムーズでしたか?
非常にスムーズでした。アズ留学センターからあらかじめ言われて用意していたものを見せるだけで空港の手続きは終わりました。送迎についても、ドライバーの方が名前の書いた紙を持って待ってくれていたので分かりやすかったです。自分以外にも同じフライトで到着した日本人留学生が数人同じ車に乗り合わせたので安心感もありました。
■学校関連について
・学校の先生やスタッフ、授業内容はいかがでしたか?
親切な先生ばかりでした。特に僕は二人の女性の先生にお世話になったのですが、二人ともとても親切で親身になって相談に乗ってくれました。
授業内容はクラスによって違うと思いますが、僕としてはとてもちょうど良く、楽しめるものでした。しかし、先生によって授業スタイルは異なるので自分に合った先生を見つけるのが大事だと思います。僕は初日に案内されたクラスが上から2番目のレベルのクラスだったのですが、その先生のスタイルとレベルが自分に向いていないと感じ、初日が終わってすぐに事務の方にクラスを変えてほしいと相談しました。次の日からは一つ下のレベルのクラスで授業を受け始めました。おそらく何も言わなければずっと同じ先生の元で授業を受けていたと思いますが、はっきりと理由や希望を伝えれば、柔軟に対応してもらえ、結果として常に会話機会の多いクラスに居続けることができ、とても楽しい授業でした!
・入学時のレベルと修了時のレベルをそれぞれ教えてください
留学前に最後に英語に触れていたのは大学受験の時で、7年前のことです。幼少の頃に英会話教室に通っていたこともあり、英検3級は持っていて、得意科目の方ではありましたが、正直忘れていることが多すぎました。単語の語彙数などは本当に少なかったと思います。正直3ヶ月の留学では、まだまだネイティブの人に早く話されると言っていることの半分くらいは分からないですし、言いたいことを瞬発的に話すことも難しいです。しかし、何よりも英語を話すことに対する恐怖心がなくなったこと、恥ずかしがらずに自分の伝えたいことを伝えようとする力が鍛えられたことは大きな進歩だと思っています。実際、外国人の友達と楽しく会話したり、遊んだりすることは容易にできるようになりました。
・国籍バランス(学校全体、クラス内)や母国語禁止ルールはいかがでしたか?
マルタに到着するまではしばらく日本語とはお別れだと意気込んでいたのですが、日本人が思った以上に多く驚きました。特に2、3月は大学の休みの時期だったこともあり日本の大学生がたくさんいました。僕は海外生活を楽しむことが目的だったので日本人だからと言って極端に避けるようなことはせずに、国籍問わず仲良くしていましたが、外国人にも積極的に話しかけるようにすることが重要だと思いました。中にはほとんど外国人と話さずに日本に帰ってしまう人も見かけました。
・学校の施設や教材、周辺環境はいかがでしたか?
学校の施設や教材は特に問題等ありませんでした。休み時間はほとんどの学生が外のテラスに集まるので、日本以外の生徒と仲良くなるのにはとてもいい空間でした。周辺環境は個人的にはとても好きでした。寮から学校は少し遠かったですが、歩くのも好きでしたし、道なりにいろんな店があったり、すぐ近くにビーチがあったりと日本では味わうことのできない生活を楽しめました。
・学校のアクティビティやオプションクラスに参加しましたか?内容はいかがでしたか?
コロナの影響もあったのか、アクティビティというようなものはあまりありませんでしたが、毎週金曜日の休み時間にズンバダンスの先生が来てみんなで踊りました。
■滞在関連について
同室の生徒の国籍、食事内容、施設の清潔さや快適さはいかがでしたか?
学生の入れ替わりが激しかったので滞在中にルームメートは変わりましたが、主に日本人、コロンビア人、トルコ人がいました。リビングはとても広いですし、卓球台やトレーニングマシーンがあり、楽しめました。
キッチンはハウスキーパーの方が週1回ほど掃除してくれるのですが、やはり使い方が汚い人がいるとすぐに汚れていました。20人近い生徒が住んでいる寮だったのである程度は仕方ないと思いますが、綺麗好きな人は少し厳しいかもしれません。しかし、みんなで自国の料理を作ってパーティをしたり、誰かが帰国するときには飲み会を開いたり、リビングでギターやウクレレを弾いてみんなで歌ったり、共同生活ならではの楽しいことがたくさんありました。僕はそういったことを含めて学生寮を選んでよかったと心から思っています。
■持ち物・お小遣いについて
・持っていけば良かったもの、持参不要だったもの
特に持っていかずに後悔したものはありませんでした。逆に、持っていってよかったと思ったものはふりかけとインスタントの味噌汁です。結局全部使うことはありませんでしたが、特にふりかけはコロンビア人の友達が気に入って、帰国の際にあげたらとても喜んでいました。レンジでご飯が炊ける容器も持って行きましたが、お米は鍋を使えば簡単に炊けることがわかりました。
・滞在中のお小遣い(飲食代、交通費、旅行代など)はいくらくらい使いましたか?
30万円以上は使っているような気がします。レストランでの外食は日本より高いので、基本自炊することをお勧めします。交通費もバスはとても安かったのであまり使っていないと思います。たまにの外食と何よりも旅行にたくさんお金を使いました。マルタから格安航空会社を使うと、驚くほど安い金額でヨーロッパ中を旅行できます。自分も友達も週末の休みに旅行に行っている人がとても多かったです。僕は滞在中に7カ国に旅行しました。マルタ留学のメリットの一つだと思います。
■アズ留学センターのサポートについて
質問にもすぐに答えてくださり、送っていただいた資料もとても参考になるものばかりでした。実際に現地に到着した後はあまり接する機会はありませんでした。日本人も多かったですし、何か問題が起こった時はなるべく英語を使って自力で解決するよう努めていたので当然だと思います。帰国後の質問もラインで素早く対応していただけてとても助かりました。ありがとうございました。
■これから留学する人へのアドバイス
マルタ留学はコロナ禍で人気が増えてきたこともあり、思った以上に日本人がいます。その中でいかに英語を使うために積極的に動けるかが大事だと思います。しかし、それ以上に重要なことは海外生活を最大限に楽しむことです。人それぞれ目的は違いますが、どんな目的であれ楽しくなければ続かないし、何よりもせっかく海外にいるのに思い詰めてしまうのはもったいないと思います。自分が楽しいと思うことを選び続けていれば自然と友達はできるし、最高の思い出を作れると思います!
留学の総評
楽しかったの一言に尽きます。社会人になって新しい友達がこんなにもたくさんできる期間はなかなかありません。日本人も外国人も問わずたくさんの友達ができたこと、憧れだったヨーロッパの国々に旅行できたこと、日本にいては絶対に経験できないようなこと、どれも最高の思い出です。
僕はこの後、カナダへワーキングホリデーに行きます。その準備としての留学としては大成功だったと思います。この留学期間で、ある程度の英語力と海外でもなんとかなるんだという自信がつきました!