【春休み留学体験談/ドバイ】語学留学2週間(大学生・M.Yさん)
プロフィール
名前:M.Yさん(留学当時医療系大学6年生)
学校名:ES Dubai (English Studies Dubai)
コース名:一般英語 (General English)
留学期間:2週間(2024年3月)
滞在方法:学生寮(2人部屋、食事なし)
ビザタイプ:観光(ビザなし)
■留学前、渡航時について
・留学のきっかけや留学先を決めた理由
英語の話せる友人に連れられて海外旅行をした経験から、将来自分1人でも楽しく安全に旅行できるだけの英語力を身につけたいと思い、そのきっかけとして留学を決めました。ドバイを選んだ理由は砂漠でラクダに乗るのが夢だったためと、様々な留学先を吟味した中でまだ行ったことがなく面白そうな国だと思ったからです。
・留学前に心配・不安だったこと
英語が通じるのかどうか、一緒に観光を楽しめる友人ができるかどうか
・日本と現地の空港での手続き、到着後の空港送迎はスムーズでしたか?
ドライバーさんが渡航前と現地到着後にwhatsappで連絡をくださり、集合場所の指示をいただきました。到着口に出てすぐの場所での集合で、かつアイコンを顔写真にしてくださっていたので、到着後すぐにお会いできて安心しました。
■学校関連について
・学校の先生やスタッフ、授業内容はいかがでしたか?
少人数なので先生に質問しやすかったですし、頻繁に個別指導してくださいました。スタッフの皆さんも不出来な英語にも関わらず親身に対応してくださってありがたかったです。日本と違ってクラスメートがとても発言熱心で、全員で作り上げていく雰囲気の授業がとても楽しかったです。ただ、授業内容は中学高校英語の文法(受動態や現在完了など)なので、内容としてはかなり平易でした。クラスメートは話好きで最高でしたし、クラスメートに英語で文法を解説するという意味では良いトレーニングになったと思いますが、私の問題は文法でなくspeaking,listeningなので、次回留学の機会があればspeakingのクラスを取りたいと思いました。
・入学時のレベルと修了時のレベルをそれぞれ教えてください。
2週間のみでしたので、変わらずlevel4 intermediate でした。
・国籍バランス(学校全体、クラス内)や母国語禁止ルールはいかがでしたか?
私のクラスはトルコ3人、コロンビア3人、タイ3人、カザフスタン1人、フランス1人、韓国1人、そして日本人が私1人の13人のクラスでした。同じ国出身同士が時折母国語で話していましたが、あくまで英語を理解するために母国語でお互いに補足しているといった感じでした。皆英語を上達させたい、違う国籍の友達を作りたい、という意欲を持っていました。同じタイミングで入学した日本人が5人いましたが、校内の規模がとても大きく授業時間もばらばらなため校内で彼らを含めた日本人を見かけることはほぼありませんでした。
・学校の施設や教材、周辺環境はいかがでしたか?
校内にカフェテリアや友人と話せるスペースが無数にあり、休み時間にはコーヒー片手にクラスメートと話したり、授業後お昼ご飯を一緒に食べたりしていました。校内はとても過ごしやすかったです。教材は基本的に日本の中学の教科書と同じような内容で、紙の教科書を使う人、パソコンやiPad内に教科書を取り込んでいる人など様々です。携帯を使って解答参加型のゲーム式に授業をした日もありました。学校から近くの駅までは徒歩10分、安いスーパーやレストランまでも徒歩7分ほどで便利でしたが、滞在している寮までの無料シャトルバスは1日に数本しか出ていないので少し不便でした。
・学校のアクティビティやオプションクラスに参加しましたか?内容はいかがでしたか?
ほぼ毎日違うアクティビティが開催されており、desert safariやDubai mallなど色々なアクティビティに参加しました。どのアクティビティでも新しい友人がその都度必ず出来ました。アクティビティで初めて会って仲良くなり、そこから個人でも遊ぶようになった友人がたくさんいるので、観光地を楽しみながら親友に出会える最高の仕組みだと思いました。私の体感ですが、ドバイに来て間もない人や広いコミュニケーションを望む人ほどアクティビティに参加しやすい傾向があると思いました。友人を作りたいという意欲が高い人ばかりでしたので英語が不出来でもすぐに仲良くなりやすかったです。ただ、団体行動になるのでゆっくり自分のペースで観光地を楽しみたい人には向かないかと思います。
■滞在について
・同室の生徒の国籍、食事内容、施設の清潔さや快適さはいかがでしたか?
私の滞在したStaybridge は部屋に入ると中に2人部屋が2つあり、4人で共用のリビングとキッチンがあるという作りでした。共用部分も含め部屋は十分すぎるほど大きく快適でした。ただハウスキーピングは2日に一度タオル交換とゴミ捨てのみで、基本的に掃除は各自に任されているため、常に部屋は汚かったです。笑 もちろんハウスルールはありますが守られるかどうかは同居人によります。(私の友人は同居人同士そりが合わず部屋を変えていました。)
私は同室がトルコ、別室はコロンビアとロシア人で、初日に部屋の汚さに若干驚きこそすれど幸いにも3人ともとても気さくで優しく、非常に楽しい寮生活でした。皆帰る時間がバラバラだったので食事は各自でしたが、時折集まってみんなでパーティーやUNOに興じ、各々の4カ国について議論したのは私の人生においてかけがえのない思い出です。
■持ち物・お小遣いについて
・持っていけば良かったもの、持参不要だったもの
短期留学の場合、日本で使っていた英語の文法の教科書は要らなかったかなと思います。中学英語を一度履修していれば文法に困ることはなく、ただ荷物なだけでした。また初めの話作りのきっかけにと日本のお菓子を持っていきましたが、お菓子がなくても皆フレンドリーでどんどん話が続くので必要ありませんでした。笑
用意すべきことは自分の趣味、家族、思い出の写真をフォルダ毎にまとめてすぐに見せられるようにすることです。写真や動画はどんな英語レベルの友達との会話にも役立ちます。また向こうではまずインスタの交換から始まったので、whatsappに加えてインスタの開設はしておいた方がいいかと思いました。
・滞在中のお小遣い(飲食代、交通費、旅行代など)はいくらくらい使いましたか?
飲食、交通費、観光費、お土産全て込みで10万円ほどです。行ける限りの観光地に行き尽くしました。
■アズ留学センターのサポートについて
ドバイやES Dubaiに実際に来られた経験のある方が相談に乗ってくださったので、安心感がとても大きかったです。初めての単身語学留学でしたので不安が強かったのですが、LINEやzoomであらゆる質問に迅速に対応してくださり心から感謝しております。
■これから留学する人へのアドバイス
ES Dubaiの生徒の大半が単身で異国に飛び、英語を話せるようになりたいという(おそらくあなたと同じ)目的を持った人たちです。全員英語を勉強中で、言語や生活に関して似通った不安を経験していて、もしあなたが上手く話せなくてもI understand your feeling, talk at your paceと声をかけてくれる人たちです。もちろん日本で出来るだけの準備をすることは大切ですが、留学できるチャンスがあるならば怖がりすぎることなく飛び込んでみて欲しいと思います。語学学校で国籍の違う友人と知り合うことでしか得られない喜びと楽しさ、そしてドバイでのあまりにも非日常で刺激的な日々をぜひ経験して欲しいです。
■留学の総評
日本ではおよそ見かけることのできない素晴らしい優しさを持った友人達に出会いました。初日午前4時に到着した私のためにご飯を作ってくれたルームメイト、午後から試験があるにも関わらず休憩時間に観光地まで案内してくれたクラスメート、高いレンタカー代を払ってまで空港まで見送ってくれた友人…
2週間という短い期間に知り合ったにも関わらず、心からの友愛を持って接してくれる友人たちから学ぶことが沢山ありました。また彼らの多くがドバイで働いて暮らすことを目標にしていて、日々努力を重ねながら自分で道を切り開いていく姿は非常に眩しく、勇気をもらいました。
さらに今回はラマダン中の留学でしたので、ラマダン特有の雰囲気を体験したりイスラム教についてもムスリムの友人から個人指導を賜りました。笑 色々なルールがある宗教だと思っていましたが、実際には断食をしていなかったりお酒を飲むムスリムも沢山いて、思っていた以上に信仰の仕方は自由であると感じました。ムスリムの友人からイスラム教は世界で1番優しく簡単な宗教であることを日本で伝えて欲しいと頼まれましたので、ぜひここで共有させてください。私の人生においてコーランを手にすることなど考えたこともありませんでしたが、今私は友人たちの宗教を理解したい思いからコーランを買って少しずつ読んでいます。
留学前は私の1番の楽しみはドバイ観光に行くことで、友人作りは観光に一緒に行ってくれるだけの友人ができたら上出来だな、くらいに思っていました。しかしいざ留学してみると観光よりも異国の友人達と遊んだり話したりすることの方があまりにも楽しく、生涯においてかけがえのない友人を作ることができました。最終日は彼らと離れるのが寂しくて涙が止まりませんでした。私の人生で1番楽しかった2週間と言っても過言ではありません。今も連絡を取り続けていますが、またいつの日か彼らと必ず再会したいです。
今後の目標はこれから始まる仕事と英語学習の両立です。またこれまでよりも+1の優しさを周囲に配れる、彼らがくれた優しさに恥じない人間性を持って生きたいと思いました。
素晴らしい機会を与えてくれた両親、そして支えてくださったアズ留学センターの皆様に心から感謝申し上げます。