【コロナ禍の留学体験談/イギリス】語学留学2週間(40代社会人)ロンドン 前編
プロフィール
名前:Marronさん
学校名:語学学校「St Giles International, London Central」
コース名:Platinumコース(週20レッスン)
留学期間:2週間(2020年8月~)
滞在方法:学生寮(バスルーム付き個室、食事なし)
ビザタイプ:学生ビザ
■留学のきっかけや留学先を決めた理由
きっかけは、転職です。
英語自体はもともと外資系企業に勤務していたため、メールやチャットといった「読み書き」には毎日触れていましたし、海外本社とビデオ会議で「話す聞く」面も2週間に1度ぐらいの頻度で機会はありました。そのため、俗に言う『正しい英語をしゃべろうとせずに、伝えようとする』レベルはそれなりにできていたと思います。
一方、次の職場は上司も、その上司も、社長も外国人という環境になるため、『より確実にコミュニケーションできる』レベルの英語が必要でした。英語面接も通過はできましたが、少し英語力に難ありというフィードバックをもらったこともり、自分のためにも周囲のためにも『伝えようとする』レベルの英語から脱却しなくてはという危機感を持ちました。
最近は日本に居ながらにして海外の方と英会話できるシステムも普通にありますが、英会話スクールに以前通っていた時に、上達のためには「日本語より英語に触れる時間を長くする」必要があると(私が怠け者だからかもしれません)強く感じていたため、この状況下でそもそも留学できるのかどうかという点もわかっていないながら、可能であれば海外で英語を学びたいということで相談しました。
留学先についても、次の職場がヨーロッパ企業なので、交通費はかかりますがヨーロッパへの留学を本線にしていました。たまたま他の国で講座がなかったこと、またロンドン在住の知人がいるので会えるかもしれないという点で、ロンドンへ留学することにしました。
■留学前に心配・不安だったこと
留学「前」の不安は…あまりなかったですね。不安になっている暇もないぐらいのスピードで留学を決めたので。
(その分、留学センターのみなさまにはとてもご迷惑をおかけしました m(_ _)m)
世界的なウイルスについてですが、私は日本であれ外国であれ「罹るときは罹る」「(罹らないように)備える行動は変わらない」と思っているので、「このタイミングで」という点についての不安はありませんでした。
普通の旅行や出張と同様に、移動中の治安(ロンドンはスリが多いそうですが、それも含めて犯罪に巻き込まれたら…という)が一番の不安で、次は「本当に(たった2週間で)上達を感じられるだろうか」というあたりを不安に感じていました。でも、後者は留学する前から考えても仕方のないことなので、2週間全力でやってみるだけだと思っていました。
■出入国・空港送迎はスムーズでしたか
出入国手続きはほぼ問題なかったです。日本の出国手続きで大きな変更はなかったですし、事前にいただいた英語フレーズリストがあればイギリスの入国もスムーズです。飛行機の関係で午前5時台にロンドンに着く旅程でしたが、それでも受け答えできる程度の応答でした。短期留学ビザのスタンプ押印はくれぐれも注意してください(私はスタンプを押されずに入国しそうになりました)。
今回は「Chapter Higubury」という学校が契約している寮を手配いただきました。前述の通り早朝着だったため、荷物を預けたくてチェックイン時間より早く寮に行ったのですが、このチェックインに少し手間取ったので「もしかして、予約が通っていないのか…?」と不安と緊張がありました。後で(自分がチェックアウトする際に)わかったのですが、手荷物の一時預かりを一切行っていないようで、その部分で寮のスタッフが少し混乱していたのかなと思います。
なお、学校(の上にある宿舎)にせよこのChapterにせよ、最寄り駅のホームから階段を昇る必要があります。荷物一杯のトランクを持つと大変なことになるので注意してください。(帰りも同様、荷物一杯のトランクを持ち上げて階段を降りる必要があります)
■学校の先生やスタッフ、授業内容はいかがでしたか?
使用する教材の題材やテーマが自分の業種に関係するものを揃えていただけましたことが、ものすごく有意義でした。
既存の教材はもちろんあるのですが、それ以外にも英字新聞の記事やYoutubeなどを使って『自分にとって身近なテーマで』英語を勉強できる機会が得られたのは日本ではできなかったと思います。また、「英語圏/他の第三国から見た日本」のようなテーマも取り入れてもらえたので、多国籍企業で働くうえで前もって文化の違いを理解しつつ英語も勉強するという稀有な機会になりました。既存の教材にしても、実際に即した形、たとえば「発言の許可を求める練習」など、日本で学ぶことはないであろうリアルなシチュエーションから作成されていて、これまた日本でなかなかできない体験をすることができました。さらに、別のクラスに混ざって会話の練習をする機会もいただけたので、違う国から来た人の英語を聞くことができたことも後々プラスになると感じました。
ちなみに、毎日宿題が出ます。語彙の少ない私は辞書を持って行って良かったとほとほと思いました。
■入学時のレベルと修了時のレベルをそれぞれ教えてください
留学前にオンラインでテストを受け、そのレベルで入学となりました。
Upper Intermediate で入学しています。さすがに2週間なので Certification も Upper Intermediate で変わっていません。
なお、授業内容の項で触れた「別のクラス」は Intermediate クラスでした(でも相当会話に慣れている方が多かったです)。
↑コース終了時に受け取る修了証
■国籍バランス(学校全体、クラス内)や母国語禁止ルールはいかがでしたか?
自分はマンツーマンだったので、全体の国籍はわかりませんが、前述の会話クラスはブラジル人・トルコ人・スイス人・台湾人などさまざまでした。たまたま日本人の方もいらっしゃって、その方は「ここで初めて日本人に会った」と仰っていたので、特段偏っているわけではなさそうでした。ちなみにその方とも(示し合わせるでもなく)全部英語で会話しました。
会話クラスに来ていた方は「より良い職に就くため」「配偶者の仕事でイギリスに来て、その間に自分が勉強するため」という2パターンは伺いました。