短期から長期まで留学先として人気のハワイ。日本人にとって馴染みがあり、治安が良く行き来しやすいのも魅力です。観光地として有名ですが、実は名門ハワイ大学をはじめとする進学先も充実しています。
ハワイ大学の卒業生が語る進学までの道のり
お久しぶりです。アズ留学センターを通じてハワイのカレッジ・大学に留学したYuyaです。僕がハワイの大学を卒業するまでの体験談を3回にわたってお送りしています。
自己紹介・留学ヒストリー
・2012年8月:アズの留学相談を経てカピオラニ・コミュニティーカレッジの英語コースに入学
・2013年1月:同校の本科コースへ進学し2年間のリベラルアーツ(一般教養)を専攻
・2014年:カピオラニ・コミュニティーカレッジ卒業
・2015年:ハワイ大学マノア校の3年次に編入し言語学と第二言語習得論を専攻
・2016年:ハワイ大学マノア校卒業、早稲田大学大学院へ入学
・2019年:早稲田大学大学院卒業
・現在:英会話のパシフィック 代表兼講師
・趣味:音楽。テルミンという珍しい楽器を演奏できます!
今回はカレッジ編。カピオラニ・コミュニティ−カレッジに在学した2012年から2014年までの間のお話です。前編・渡航までの留学準備編を先にお読みください!
コミュニティカレッジについて
渡航前の留学準備を終え、ついにハワイに渡りました。大学留学希望でしたが、すぐに4年制の大学へ入学せず、まずカピオラニ・コミュニティーカレッジに進学しました。
コミュニティカレッジとは?
コミュニティ・カレッジは「コミカレ」とも呼ばれ、日本で言う短期大学に専門学校のようなプログラムが付属したタイプの公立学校です。「コミュニティ」と言うだけあり、もともとは地元住民が通うために設立されましたが、今では留学生なども多く受け入れている学校が一般的です。
コミュニティカレッジの利点
コミュニティカレッジについてはまた詳しく記事にする機会が作れればと思いますが、簡単にメリットをまとめると、4年制大学と比べて
- 入学基準(英語力・成績)が低い
- 学費が安い
- 先生との距離が近い
などが挙げられます。卒業すれば4年制大学の3年時に編入できることもあり、海外大学進学を目指すには良い留学の始め方です。このようなメリットを踏まえ、僕はコミュニティカレッジ留学から始めました。
カレッジ付属語学コースに入学
「条件付き入学」で語学コースへ
カピオラニ・コミュニティーカレッジへ入学するにあたって、僕は「条件付き入学」という方法を選びました。学校側が求める英語力に自分の力が満たない場合でも、学校や提携校の語学コースを受講することを条件に入学が許可される制度です。「パスウェイ留学」とも呼ばれ、各国にある制度です。
僕の場合、出発前に受験したTOEFLのスコアが本科コースへの入学条件には満たなかったため、学校が提供するESOL(English for Speakers of Other Languages)という英語コースからスタートすることになり、2012年8月から1学期間(約5ヶ月半)受講しました。
入学するやいなや英語漬け!
僕が受講したESOLは、毎日午前中はライティングの授業3時間、午後はスピーキングの授業3時間というスケジュールでした。予習のリーディングや授業後のレポートも大量にあったため、放課後や週末も課題に追われる日々でした。
授業内容はアメリカの様々な人権運動を題材に英語でライティングやディスカッションをするもので、英語だけでなく歴史やアメリカの思想も学べたのが良かったです。
学期末には進級テストがありましたが、約半年英語漬けの毎日を送った甲斐あり、無事英語コースを卒業し本科コースに進級することができました。
カレッジ本科コースに入学
リベラルアーツを専攻
2013年1月、英語コースのESOLを卒業し、ついに本科コースの授業を取り始めます。コミュニティカレッジで開講されている授業は4年制大学の1・2年時に取る科目に相当し、先攻はリベラルアーツ(一般教養学部)でした 。英語(アメリカで言う国語)、数学、理科、社会などの教養科目に加えて、音楽や美術などアート系の授業もありました。
たくさん取った中でも一番印象に残っているのは歌の授業で、 人種や国籍問わず歌うことが好きな学生が集まり音楽で繋がった感覚は今でも忘れられません。そこで出会ったクラスメイトとデュオを組んでカレッジの音楽コンテストに出場したりもしました。カレッジ時代の最高の思い出です。
カレッジの卒業には、必須科目と選択科目を合わせて60単位の取得が必要で、留学生は学生ビザのルールで1学期に最低12単位の取得が義務付けられています。アメリカの学校は春学期と秋学期の2学期制なので、カレッジを2年で卒業するには合計4学期しかなく、その間に60単位取得するのは大変そうに感じるかもしれません。しかし、実際は夏休み中にも特別授業が開講されていたり、留学生は必須科目の第二外国語が免除されたりする制度もあり、意外と大丈夫でした。
ちなみにコミュニティカレッジは4年制大学と比べて規模が小さく生徒数も小規模であることが一般的だと思います。卒業後は大学に編入しましたが、カレッジ時代の方が友達が作りやすかったように思います。また、良くも悪くも4年制大学よりも日本人の割合が多く、留学生活初期の友達はほとんどが日本人でした。
カレッジ在学中の生活について
学校外での生活について
渡航してしばらくは慣れるまで大変なこともたくさんありました。ハワイに到着した直後に名物のガーリックシュリンプで食中毒を起こして1週間寝込んだり、初めの数ヶ月は食生活の変化で体調を崩したり酷く肌荒れをしたり。もともと留学生活の過酷さは覚悟していましたが、早速心が折れそうな時もありました。
しばらくして新しい生活に馴染んでくると、友達も多くでき、学業にも慣れて上手に遊ぶ時間を作れるようになりました。休みの日には友達とカラオケや食事に行ったりすることが多かったです。
友達とお酒を飲みに行くこともありました。 余談ですが、日本では20歳から飲酒が可能ですが、アメリカでは21歳からと法律で決められています。僕が渡航したのは20歳の時だったので、 21歳の誕生日には人生2回目のお酒解禁を体験したのが印象的です。
ホームステイ先でホストと大喧嘩?!
カレッジ在学中の2年間はホームステイをしていました。ステイ先はアズ留学センターを通じて現地のホームステイ会社が手配してくれました。常夏の島でホームステイだなんて楽しいイメージが浮かぶと思いますが、留学はいつもトラブルと隣り合わせ。僕のホームステイも良い思い出ばかりではありません。
ホストは僕を含め留学生3人を受け入れていました。一人一人にプライベートルームが与えられると聞いていましたが、僕は共用のプレイルームをパーテーションで区切って作った狭い空間が与えられました。同じ家にステイしていた他の2人にはプライベートルームが用意されているのに、僕だけ同じ家賃で狭い仮設空間に住まされるのは不公平に感じました。どうすれば良いか分からずアズ留学センターにメールで相談すると、ホストとの交渉を勧められました。ホストファミリーに相談したところ、一悶着ありましたが最終的には家賃の値下げに成功し解決しました。
他にも事あるごとにホストファミリーとは喧嘩をしていましたが、今思うと言いたい事を言い合って案外コミュニケーションが取れていたのかもしれません。ストレスはいつも感じていましたが、いつしか英語で喧嘩ができるようになった自分を誇れるようになりました。
ホストとのトラブルが起こる度にステイ先の変更も考えましたが、カレッジから徒歩5分という立地は良かったこと、同居人達とは仲が良かったこと、引っ越しが面倒だったこと、そしてホストとコミュニケーションを取れば最終的には解決したことなどが理由で、2年間住み続けることになりました。
ホストファミリーは基本的にビジネスで留学生の受け入れをしており、豊かな家庭の人たちが趣味や留学生との交流を目的にホームステイを受け入れているケースは稀です。この先ホームステイを考えている場合は、過度な期待をせず、トラブルを解決するスキルを磨きに行くくらいの気持ちで臨んだ方がベターです。
カレッジ卒業、大学へ編入
無事に必要単位数を取り終えることができ、2014年12月にカピオラニ・コミュニティ−カレッジを卒業しました。
ハワイ大学システム内には「Ka’ie’ie(カイエイエ)」というトランスファープログラムがあり、カレッジ在学中にハワイ大学の単位を取り始めたり、編入手続きが簡略化ができたりします。僕もこのプログラムを利用することで、面倒な手続きをすることなく、効率的に大学に編入することができました。
次回は4年生大学での勉学やキャンパスライフについてお伝えします。お楽しみに!
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