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【役立つ留学メモ】第3弾 ホームステイの「当たり」「ハズレ」ってあるの?

こんにちは!現在アズでインターンとして働いているKanakoです。
役立つ留学メモ 第3弾!今回はホームステイの「あたり」「はずれ」の実態を私の体験談と合わせてお話しします。

初めてのホームステイは特に不安や心配事だらけ、でも大丈夫です。それが普通のことですし、正しい知識を持っておけば「こんなはずじゃなかった…!」となることもありません。一緒に学んでいきましょう!ぜひ最後までご覧ください。

★アズ留学センターでは「安心」「安全」そして「充実」した留学生活をみなさまに送っていいただくため、渡航前のオリエンテーション時にみなさまへ『ホームステイガイド』をお渡ししています。ホームステイの心構えや注意点、いざという時に使える簡単な英会話集までご覧いただけます。出発前にぜひそちらもご参考ください。

◎あわせて読んでみてください

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目次

①ホームステイを選ぶ理由
ー実はホームステイはリーズナブル
ーホームステイのここがいい
ーホームステイの「こんな場合」に気を付けよう!
②人生初ホームステイ、当時高校2年生
ー実際のハウスルール
ーすべてがショッキングすぎてパンク寸前
ー私はこうやって解決した
③明らかに違った、2度目のホームステイ
ー実際のハウスルール
④みんな気になる、ご飯事情
ミスマッチはどうして起こるの?
⑥ホームステイがうまくいくコツ5選
⑦日本の「おみやげ」で仲良し
⑧留学は成長できるチャンス
⑨まとめ

①ホームステイを選ぶ理由

まずはホームステイの基本をおさらいしましょう。

「ホームステイ」とは?
留学の際に現地の人の家Home)に滞在Stay)すること。基本的にはホストファミリーの家の一部屋が与えられ、決められた回数の食事が提供されます。あくまでホストの義務は「部屋と食事の提供」です。みんなで食事をとったり、テレビを一緒に観たりと家族の一員のように過ごすことができる場合もありますが、仕事や学校でお互いの時間が合わず別々に過ごすことも多々あります。特別なゲスト(お客様)というおもてなしは期待しないようにしましょう。

家族や友達と一緒に留学をする場合は同じ部屋にすることも可能です。夏休みなど留学生が増える時期は一家族に2~3人の学生が一緒に滞在することもあります。その場合、違う語学学校に通っている学生や、現地の大学に通っている学生など様々なので、学校外に友達を作るのには最適なチャンスです。もちろん同じ学校に通っている学生と同じホームステイ先に滞在することもあります。
先輩の留学生がいると、ハウスルールや家周辺の案内、バスや電車の定期券の買い方、学校までの行き方など生活に役立つ情報を留学生目線で教えてくれるのでとてもありがたいです!

実はホームステイはリーズナブル

留学中の滞在スタイルは主に「ホームステイ」「寮」「シェアハウス」の3つです。ホームステイがいちばん費用が高いと思われがちですが、実はその逆で費用を押さえることができる滞在方法なんです。

【一般的な滞在費用(1カ月)】※国によって違います
■ホームステイ(2食または3食付き):約15~20万円
■寮(食事なし):約15~20万円
■シェアハウス(食事なし):約10万円以上
※10万円以下でも探すことはできますが、そもそも物件が少ないことに加え、色々な要望があると、見つかるまでかなり時間がかかります。

寮とシェアハウスは自炊や外食でご飯を用意しなければならないので、上記の費用にさらにプラスで食費がかかります。基本的に英語圏の国で外食をするとかなり高く、1食2,000~3,000円します。某有名ファストフードチェーン店では、日本で買うより+約200~300円高いイメージです。

ホームステイのここがいい

✓英語力を伸ばすことができる
今日の出来事を話したり、わからないことを聞いてみたり積極的に話しかけるようにすれば英語の上達スピードも速くなります。教科書に載っていない言い回しやスラングのような「リアルな英語」を一番近くて学べる場所です。
日本人によくある傾向ですが、英語を話すとき「正しい文法を話さないといけない」「間違えたら恥ずかしい」と思い、どんどん話せなくて結果的に引っ込み思案なってしまうことも。でも安心してください、あなたを受け入れてくれるホストファミリーは留学生が「完璧な英語」を話すと思っていませんし、滞在の受け入れにも慣れています。逆を想像してみてください。仮にあなたがホストファミリーだとしたら、日本語を勉強しに来た留学生に対して完璧な日本語を求めますか?

✓現地の生活や文化を体験できる
文化の違いや、その国について知るのに最も近い道は「現地の人たちと一緒に生活をする」ことです。そこでは日本にいたら決して知ることができないことがたくさんあります。正直、あなたが住み慣れた「日本」を超える便利で快適な国はそうそうないと思います。言葉が思うように通じなくて、戸惑うこともあるかと思いますが、ぜひ留学の醍醐味である「違い」を良い面も悪い面も楽しんで、これを機会にあなたの「当たり前」を壊してみてください。

✓自分のコミュニティが広がるチャンス
飛行機を降りても、初めて行く国では知り合いもいなくて街のこともまだわからない。そんな中、ホストファミリーはあなたの到着を待って迎えてくれる相手です。コミュニケーションをとっていくうちに友達、そして第二の家族にもなっていきます。帰国後も連絡を取り続けている方もいらっしゃいます。
学校では日本人やほかの国からの留学に来た友達はできても、現地の友人・知人をつくる機会は自分から探さない限りたくさんあるわけではありません。ホストファミリーはもちろん、その周りの人と知り合えることは貴重な機会です。

✓安心して留学できる
慣れない土地で、慣れない言語を使って生活をするということは私たちが想像している以上に大変なことです。現地での生活に慣れるまでの準備期間としてもホームステイは最適です。食事付きのプランで申し込みをすればご飯の心配も不要になり安心。慣れない場所でお世話になれる人がいるということは、きっと留学中、ひとつの支えになるはずです。

ホームステイの「こんな場合」に気を付けよう!

✓滞在中の自由が少なくなる
ホームステイをするということは、他人の家に住むのですから、その家のルールに合わせて生活するのは当然のことです。置いてある家具や電化製品も壊したら大変ですし、ファミリーにある程度気を使うこともあるでしょう。日本で自由に生活していた時と比べると、少し窮屈に感じるかもしれません。

よくあるハウスルールの例
●シャワー時間が5~10分
日本は世界でも稀にみる「水資源大国」なのはご存じでしたか?海外では「水」はあまり豊かではなく、とても貴重です。毎日バスタブにお湯をため、お風呂にゆっくり入るという文化はありません。
余談ですが、私の最初のカルチャーショックは「ウォシュレット」がなかったこと。日本では当たり前にあるので、海外でももちろんあると思っていました。雪国のカナダでも暖房便座機能すらなく、到着した空港で早速わたしの「当たり前」が壊されました(笑)

●洗濯は週に1回
理由は上記と同じで水資源の問題+そういう文化だからです。その家のルールに合わせましょう。洗濯が週に1回の場合は下着など3~4日ほど持って行って、あとは現地で購入すれば荷物を増やさず渡航できます。女性の場合、下着は海外サイズだとかなり大きい場合があるので、使い慣れたものが良ければ7日分持って行く、もしくは粉洗剤を日本から持参して手洗いで使いまわしたり工夫が必要です。

●Quiet Time クワイエットタイムの設定
Quiet Timeとは言葉の意味通り「静かにする時間」です。海外では早寝早起きをする人が多く「9時に寝て5時に起きる」なんてことも珍しくありません。そのため各家庭ごとに「○時~○時の間はシャワーや洗濯はしないでね」と決めていることもあります。寝ている人がいたら静かする、思いやりの心を持って生活しましょう。

●食事の有無や帰宅時間を必ず連絡
家族の一員として一緒に生活をするわけですから大事なことはホストファミリーに伝えましょう。お昼ご飯や夕飯はあなたの分も作ってくれています。友達と外で済ませる時や夕飯の時間までに帰宅できない場合など、ご飯がいるかいらないかは事前に伝えましょう。帰宅時間も同じです。ホストファミリーに要らぬ心配をかけないように、必ず伝えておきましょう。家によっては門限があるお家もあるので、どうしても遅くなってしまう場合はどうするのか、きちんとホストと話し合っておきましょう。

●掃除は自分で行う
あなたが滞在する部屋はあなたの部屋なので、自分で掃除することは当たり前のことです。バスルームも同じで、使わせてもらっているわけだからきれいに掃除をして使用するということは、ホストファミリーに対しての礼儀にもなります。ホームステイはホテルではありません。もちろんお金は払っていますが、それはあなたの食費や光熱費であってサービス料金ではありません。自分が使ったものは自分で片付けましょう。


✓ファミリーや食事が合わない
海外では当然「食習慣」も違いますから、料理に使う調味料も日本人の舌には馴染みがないものもあるでしょう。
ホストファミリーもひとりの人間です。自分の性格と合う、合わない人もいます。これは日本でも海外でも同じで、一緒に生活する以上はコミュニケーションをとってお互いに歩み寄る心がけが必要になります。合わない人だったらなら、その分の距離をあなたなりにとればいいこと。割り切って過ごすことも大切です。
※トラブルが発生し直接お話しても解決しない場合は、語学学校のスタッフや留学エージェントスタッフに相談してください。


✓様々なバックグランドを持っている
ホストファミリーといったら「白人で、両親がいて子供がいる庭付き一戸建ての家」を想像していませんか?多様化が進む昨今では、片親で留学生を受け入れているご家庭が増えてきています。子供たちは片方の親と暮らし、週ごとに行ったり来たりしている、なんてことも普通です。
また非ネイティブのご家庭もたくさんいます。世界的にみて、実は英語話者の8割が非ネイティブと言われているくらい、私たちのように第二言語として英語を話している人たちが世界にはたくさんいます。中にはご家族同士では英語以外の言語でコミュニケーションを取る家もあります。

留学のお申し込みの際に、「ホストファミリーの希望欄」のような項目を見かけることがあるかもしれませんが、こちらはあくまでも自分の健康上の問題にかかわること(例. 猫アレルギーがあるから猫がいる家庭は避けたいなど)。人種のリクエストは出来ず、「ネイティブ家庭」「年頃の異性は避けたい」のような要望は、残念ながら確約できません滞在する国や都市によってホストファミリーの特徴も違うので、留学相談時にカウンセラーへ聞いてみてください。


✓交通の便が悪い
基本的に語学学校があるのは街の中心地で、住宅地は少し離れた郊外にある場合が多いです。バスや電車を使って通学をするのが一般的で、通学時間は20分~1時間くらいだと思っておいてください。長期滞在の学生さんの中には、現地で自転車を購入して通学をする人もいます。もちろん留学する都市によっても交通状況は変わりますので、通学時間を短くしたい人はカウンセリング時にご相談ください。徒歩圏内のホームステイを手配してくれる学校もあります!

ちなみに私が高校生の時に留学していた時、通学は完全ホストファミリーの送迎でした。理由は交通手段がなかったからです。地元住民も基本的に自家用車で移動をしていました。ホストファミリーの出社時間や退勤時間にあわせて送ってもらっていたので、自由に行動できないと感じる時も正直ありましたが、当時高校生で初海外だった私には、ホストが毎日送迎してくれることは、とても「安心感」があり助かりました。

②人生初ホームステイ、当時高校2年生

さて、ホームステイのイメージがわかったところで、私のホームステイ話をちょこっと。私は2回留学を経験しており、両方ともホームステイで滞在をしていました。高校生の時はシングルマザーのご家庭で4週間滞在、色々な意味で波乱万象なホームステイでした(笑)

留学先はカナダ東部のはずれに浮かぶ島「プリンスエドワード島」で、滞在期間は4週間。島の総面積は愛媛県とほぼ同じ大きさで、人口はおよそ15万人。農業と酪農、漁業が盛んで、島独特の赤土が広がる景色はここでしか見られません。また小説『赤毛のアン』の舞台で、密かに多くのファンが訪れる「世界一美しい島」です。

My Host Family 情報
■家族構成:母(30代)・娘(小学校低学年)・息子(小学校低学年)
■ペット:なし
■ホームステイメイト:1人(14日間だけ滞在)
ホストマザーはシングルマザーで、子供たちは週替わりでお父さんとお母さんの家を行き来していました。なので子供たちがいる週もあれば、マザーと私の2人だけという週もありました。こちらのお宅は何度も留学生を受け入れているベテランさん。部屋にも余裕があるので1度に2人受け入れることもあり、私のときもカナダのケベックから来た女の子が1人一緒になりました。
※カナダのケベックは公用語がフランス語なので、現地の人でも英語を学びに留学することがあるそうです

初めてのホームステイ!THE海外感のある立派でステキなお宅

実際のハウスルール

●シャワー時間は5~10分
●洗濯は週1回
●夜9時以降はQuiet Time

滞在するお部屋は自分で掃除機を借りて掃除をしていましたが、このお家ではトイレやお風呂はホストマザーが掃除をしてくれました。食べた食器も基本的には自分で洗っていましたが、マザーが洗ってくれることもしばしば。朝食はセルフで台所にあるパンやシリアルを好きに食べるという感じで、学校に持って行くランチは毎回用意してくれました。

一度、シャワー時間が長いと注意されたことがありました。そんなに長く使用しているつもりはなかったのですが、お風呂好きな私は無意識に長く使っていたのかもしれません。髪が長い方は、シャワー時間を短くできるように練習しといたほうがいいかも…?

すべてがショッキングすぎてパンク寸前

ホームステイのことを書いている私ですが、高校生でホームステイをした時はすべてがカルチャーショックでどうして良いのかわからず、ホームシックも重なり、辛くて泣いたときも実はありました。初めての海外で内気だった私には、「それくらいで?」っていうことが全て大事に見えてしまったんですね。たとえば、、、

✓部屋がベースメント(半地下)
冬がとても厳しいカナダでは、家を建てる時に直接地面に基礎を作ってしまうと傾いてしまい、半地下または地下よりも下に基礎を作ることで家が壊れずしっかり建っているようです。なので地下にお部屋があることはカナダでは普通のこと。夏は寒いくらい涼しく快適に過ごせるし、音漏れなどの心配もいらず意外とプラスなことがあります。半地下の場合は小窓が付いているので日の光も入りますよ。
ただ、まだまだ未熟だった当時高校生の私は、閉鎖感があって虫が出る地下がどーーーしても耐えられませんでした。

✓え?置いてきぼり?ホストが旅行へ
滞在中にホストファミリーが週末3日間旅行で家を空けることがありました。マザーからは「1人でこの家に残るか別のホストファミリーのところへ行くかどっちがいい?」と聞かれ私はもうパニック(笑)「え?私1人になるの?ホームステイしてるのに?」
ここで大事なことは1つ。私のホストはちゃんと私に選択権をくれています。1人で家に残ることはそれだけ私のことを信頼してくれていることだし、1人がイヤだったら別のホストを手配してくれようと私のことを考えてくれています。ホームステイは「ホテル」ではありません。ファミリーにも人生があるし、大事な予定もあります。それに、また違うカナダ人家庭を体験できるわけですから、むしろありがたい経験をさせてもらっています。結果的にそのホストファミリーもいい方達で、私は快適に3日間を過ごしました(笑)

✓ご飯が足りない
私のホストファミリーは小食のご家庭でした。太る心配はしなくてもよかったですが、品数も日本と比べて少ないカナダの食事はさらに私を空腹にさせました…。(逆に食事が多すぎて体重が増えてしまったというホームステイエピソードの人もいます)

私はこうやって解決した

それは、、、「嫌なこと、納得できないことは伝わるまで、解決するまでとことん話し合う」です。
以下、私が実際にホストファミリーに伝えたことです。

【ケース1 】地下の部屋が我慢できなかった…
私:「お部屋を貸してくれてありがとう。でもね、日本には地下室の文化がなくてどうしても過ごすのが怖いの!申し訳ないけど、部屋を変えてもらうことはできる?。」
マザー:「今まで何人も日本人を受け入れてきたけど、あなたみたいなことを言う子は初めてだわ。あなたの気持ちはわかった。でもね、変えてあげたいけど、もう1人の留学生の子が2階の部屋を使っているから余ってるお部屋がないの。」

それでも私はリビングでもいいから部屋を変えてくれと懇願

よっぽど私のイヤさ加減が伝わったのか、マザーの子どもたちがいない時は、彼らの部屋を使わせてもらえることになりました。子供たちがいる間は地下の部屋で我慢して過ごして、もう1人の留学生が私よりも先に帰ったので、そのあとは2階の部屋を使わせてもらいました。

ここまできたら迷惑の域かもしれませんが、毎日生活するストレスを侮ってはいけません。

【ケース2 】 ご飯が足りない…
私:「いつもご飯を作ってくれてありがとう。でもね、量が少ないの。もう少しもらうことはできる?」
マザー:「これが私たちのいつも食べている量だから増やすことはできないけど、冷蔵庫のバナナは食べていいわよ。」

残念ながらバナナだけではお腹を満たすことはできず、足りない時はお菓子やパンを買ったりしてました。

「お金を払っているのにおかしくない?」と思いましたか?まず、大前提としてご飯の量や味付けは家庭によって違います。留学生の食事だけ明らかに少ない場合はおかしいと言えますが、家族も同じ量を食べているならそれはその家庭での適量と言えます。私のホストは最低限、ちゃんと3食分私に用意してくれているわけですから、量や味については個人の好みの問題なんです。大事なことはそれをホストファミリーに伝えること。

③明らかに違った、2度目のホームステイ

そして、社会人になってから人生2度目のホームステイをカナダのケロウナで8週間体験しました。

My Host Family 情報
■家族構成:父(60代)・母(50代)
■ペット:なし
■ホームステイメイト:1~2人
ホストファザーは定年を迎えていたので、家で好きなことをしてのんびり過ごしていました。マザーは仕事をしており、週に3日ほどは在宅でした。ルームメイトはコロンビア人と日本人で、入れ替わりがあったので私は合計3人のホームステイメイトと出会いました。

かわいいお庭付のオシャレなお宅。こちらの家も地下にお部屋はありました

とっても素敵なホームステイ先でした。高校生の時にすでにホームステイを経験していたので、「こういうもの」っていうのがわかった上で滞在できたことが心の余裕にもつながりました。

実際のハウスルール

私が通った語学学校Van Westのホストファミリーはとてもきっちりしているご家庭で、渡航前に私が挨拶メールを送る前にホストファミリーから送ってくれました。その時にハウスルールもPDF(A4サイズ2枚)で添付してくれたので、生活のイメージがしやすくとても助かりました。参考までにこのお家のハウスルールはこんな感じでした!

●シャワー時間は10分
●夜8時ー朝8時までQuiet Time
●洗濯は週1で、洗剤は自分で用意する
●トイレ、バスタブの掃除は一緒に滞在する学生と分担
●食べたものは必ず自分で片付ける
●ランチは夕飯の残り物、または冷蔵庫にある食材でサンドイッチを作る

などなど、ここには載せきれませんがかなり細かく決められていました。リストにある殆どが普通に生活をしていれば当たり前のことばかりで、最初に見たときは、「え?そこまで細かく書く?」と思いました。なのでスゴくルールが厳しいお家だと思って行ってみたら、実際はとても柔軟に留学生のリクエストに対応してくれてました。たとえば、洗濯は基本的に週1でしたが、濡れてしまったものや、旅行に行くときなどは何回でも使っていいよと言ってくれたり、Quiet Timeも結構アバウトだったり。
実際にホストに話を聞いてみたら、過去に受け入れた留学生の中で騒音を立てたり、自分のものをいつも片付けない子がいたらしく、ハウスルール上は細かく設定している、とのことでした。

④みんな気になる、ご飯事情

「海外のご飯ってどうなの?」実はこれ、留学に関するご質問で上位にくる質問です。みさなんがおそらく気になる留学中の食事事情。どんな感じのものが提供されているのでしょうか?まずはホームステイの基本的な食事スタイルについて押さえておきましょう!

✓基本はワンプレート
✓朝食はセルフ(シリアルやパン)
✓ランチはジップロックにサンドイッチやピザ(自分でつくるorホストが用意してくれる)

まずはプリンスエドワード島でのホームステイ中の食事はこんな感じでした↓

ホストファミリー宅でのある日の夕食
左:チキンとベイクドしたジャガイモ
右:フライドポテトとナゲット   
ホストマザーが用意してくたランチ
リンゴが丸ごと入っているのは海外っぽい
一時的に滞在していた別のホストファミリー宅の食事

留学中に恋しくなるお米を出してくれるかは、滞在するホストファミリー次第。プリンスエドワード島でのホストファミリーはお米は食べず、完全にパンやじゃがいもが主食でした。一時的に滞在していた別のホストファミリーはお米を食べていたので、こればかりは家庭によります。

次はケロウナでの食事を見てみましょう↓

留学生用にお米を夕飯に出してくれることが多かったです
これは休日に自分で用意した朝食
学校の日はシリアルやバナナだけで済ませていました

なんとなくイメージはつかめましたか?
今回は私のカナダ留学の食事を一例としてあげましたが、各国いろいろな食文化があると思います。日本食との違いを楽しみながら、ぜひ海外グルメを開拓していってください。

あと、お互いのために食べ物の「好き」「嫌い」や量の「多い」「少ない」はちゃんとホストファミリーに伝えましょう

⑤ミスマッチはどうして起こるの?

私は結論「当たり」や「ハズレ」はないと思います。あなたが留学生のホームステイを受ける側で、留学生に「この家や家族はハズレだった」とジャッジされていたらどうですか?いい気はしませんよね。ではなぜ起こるのか。私が思う理由を以下に挙げてみました。

✓行く側の「期待値」が高すぎる
ホームステイといえば「休日はホストファミリーがどこか連れて行ってくれる」「食事は全部手作り」「お金を払っているから要望に応えてくれる」など、自分の期待値を上げていけばいくほど違った時の差は大きいです。コロナ以降は特に完全な「ボランティア精神のみ」でホームステイをやっているご家庭はかなり少ないです。みなさん空き部屋を貸すホームステイ代で収入を得ています。そこに「ビジネス」が絡んでいることは忘れないように。
期待値はできるだけ「下げて」いくと、現地でのミスマッチを回避することができますよ。

✓他のホストファミリーと比較しない
何度も言いますが、ホームステイは各家庭によって違います。「あの子のホストは休日いつもどこか連れってってくれている」「あそこの家はハウスルールがない」「あの子の家はいつも豪華な食事で美味しそう」、、、比較し始めたらキリがありません。無いものは出てきませんが、自分でつくることはできます。例えば、あまり一緒に出掛けてくれないホストだったら、誘われるのを待つのではなく自分から誘ってみる。一緒に日本食を作ろうと提案してみる。それで断られたらその時また別のアイディアを考えればいいんです。置かれた環境に納得がいかなかったら、ぜひ勇気を出して自分で変えてみてください。

✓留学生=お客様という勘違い
あなたが留学生を受け入れてホームステイを行う場合、「わざわざ外国から来ているから普段作らない日本食をふるまおう」「日本ならではの体験ができる観光地に連れて行ってあげよう」とおもてなしの心で迎えるかもしれません。これはとても素敵なことですが、残念ながら海外のホストファミリーはそこまでホスピタリティ精神にあふれていないことが多いです。言葉も文化も違う相手との共同生活ですので、相手からのサービスを期待しすぎず自分から歩み寄って人間関係を築いていく必要があります。

⑥ホームステイがうまくいくコツ5選

1.自分の気持ちを伝えること
まずは素直に思っていることを伝えるのが一番です。

【伝える文化と察する文化】
日本は「察する文化」が発達している国の1つです。それと比べてアメリカ、カナダ、オーストラリアなど日本人がよく留学先に選ぶ国では「伝える文化」が進んでいます。
「伝える文化」の特徴は↓↓

Yes. Noを明確にし、ストレートな表現を好む
言葉・ジェスチャー・表情など明確にわかる伝え方をする
率直に質問し、答えることが自然
契約で責任の所在がはっきりしている
個人主義が好まれる

好きなことは「Like:好き」、嫌いなことは「Don’t like:嫌い」と言って大丈夫です。逆にあいまいな答え方をしていると「この子は結局どっちなんだ?」っと相手を混乱させてしまうかも。日本の「察する文化」と真逆なことが多いので実行するのに勇気がいるかもしれませんが、せっかく留学をするなら、ぜひその文化も味わってみてください。案外ストレスなく生活できるかもしれません。

2.納得するまで話し合う
私も英語力が乏しくてうまく自分の要望を伝えることができず、ホストが言ってる英語も聞き取れなくて何度も聞き返したり…最終的によくわからずに「Yes」と言ってしまったことが何度もありました。でもそういう時は必ず「モヤモヤ」が残り、解決したのかもよくわからない。イヤな顔をされようが、納得するまで話し合ってください。自分の要望が受け入れてもらえなくても、あなたとホストファミリーが妥協できるところまでとことん話し合ってください。不完全燃焼で終わらない←これがポイントです。最近は翻訳アプリもあるので、どうしてもわからない時はアプリも使うといいと思います。

3.「Thank you.」と感謝の気持ちを伝える
伝える時もただ自分の希望ばかり言うのではなく必ず「Thank you.」から入りましょう。いつも提供してくれていることに感謝をしてからあなたの希望を話してみてください。ホストファミリーも快くあなたの話を聞いてくれると思います。何かお願いする時は「Please」も忘れずに。

4.「笑顔」を忘れない
私たち日本人は話すとき、顔の筋肉や眉毛をあまり動かしません。実はこれ、海外の人からするとかなり不愛想で無表情に見られてしまいます。もったいないですよね。ホストファミリーとしっかりコミュニケーションを取るためにも、なるべく話すときは「相手の目を見て笑顔」を心掛けてみてください。「笑顔」は人を惹きつけます。ニコニコしていれば大丈夫、みんなきっと助けてくれますよ。困ったときはお互い様。

5.自分の部屋にこもらない
私は少しでもホストファミリーとコミュニケーションを取るために、基本的にリビングに居座っていました(笑)学校の課題や勉強もリビングでホストファミリーと話しながらしてたし、プレゼンテーションの練習にも付き合ってもらいました。もちろん自分の時間を確保することも大切です。でもずーーーっと自分の部屋でSNSや動画を見ているのはもったいない!ホストファミリーと仲良くなりたいなら、ホームステイ中はなるべくホストと一緒に時間を過ごせられるように工夫してみてください。

⑦日本の「おみやげ」で仲良し

これからお世話になることへの感謝の気持ちとして日本からおみやげを持参する人が多いです。
おみやげはあくまでも”感謝の気持ち”です。「必ず用意しなくていけない!」「いくらのものを用意する!」というルールはありませんが持っていけば会話のきっかけにもなりますし、仲良くなれるチャンスです!余裕があれば持って行くことをおススメします。

こちらのブログの⑦ホストファミリーが喜ぶ日本のおみやげ11選!を参考にしてみてください。

⑧留学は成長できるチャンス

日本にいる皆さんのご家族をはじめ、私たち留学エージェントもできる限り留学中の生活をサポートしていきますが、留学中に起きた問題は基本的には現地で解決していただきます。私たちはみなさんのお話を聞いてアドバイスや解決方法を「提案」することはできます。ですが「解決」は現地で実際に過ごしている「あなた」にしかできません。イヤでも、怖くても自分で乗り越えていくしかないんです。

確かに最初から不満もなく、理想通りのホストファミリーに巡り合えたらパーフェクトです。でも中には理想像とはまるで違ったホストファミリーになることもあります。それも経験です。生きていれば苦手な人とも関わっていかなければならないので、これも自分が成長できるチャンスだと思って、どうか前向きに考えてみてください。

「今」前向きになれなくても大丈夫です、実際に経験して最終的に前向きになれれば十分です。私も上記に挙げたように、問題に直面していた当時は「なんで私ばっかりこんなに色々起きるんだろう。」って思っていました。でも、あとから振り返ってみて結果的には全部私にプラスになった出来事だらけ。むしろ成長させてくれたのでハプニングにも感謝しています。

よく【ご本人のLINE→親御様→留学エージェント→現地手配担当→ホストファミリー】という遠回しな方法でご相談が入ることがあるのですが、まずはご本人の気持ちをきちんと相手に伝えて相互理解を深めることがポイントです。間に複数の第三者が入ることで、本来言いたかったことのニュアンスが変わり本意ではない伝わり方をしてしまう恐れもあります。また、直接お話せず第三者から遠まわしに連絡が入ることはホストにとってあまり気持ちの良いものではないでしょう。

自分の言葉で意思表示をすること・気持ちを伝えることは、ホームステイに限らず留学中に人とかかわるすべての場面で共通する大事なポイントです。それぞれの国民性・文化・生活・価値観の違いがあるのは当然ですので、マイナスに捉えず違いを前向きに楽しみましょう。英語が上手に話せなくても、伝えようとする意志があれば問題ありません。

留学は、自分で考え・行動し・解決する能力を伸ばす絶好のチャンスです。周りの人に相談しながらチャレンジしてみましょう。

✅留学した先輩の体験談を見てみよう!
アズ留学センターのホームページでは留学体験談を掲載しています!留学の先輩の体験を参考に、ホームステイのことはもちろん、写真と一緒に国や都市の雰囲気を味わってみてください。
》留学体験談一覧

⑨まとめ

では、今日お話ししたホームステイについて簡単にまとめます。

✅異文化体験をしながら英語力を効率よく上げられる
✅行動が制限されたり、自分で問題解決しないといけない場合もある
✅ファミリーと日々コミュニケーションを取ることが大事
✅自分の気持ちは必ず伝えること(黙っていたら伝わらない)
✅「笑顔」を忘れずに

片言の英語でも話そうと言う気持ちがあれば、意思の疎通はできるものです。
あなただけの留学ライフをホストファミリーと一緒に体験してみませんか?


さてさて、今日はこのあたりで

最後までご覧いただきありがとうございました!


皆様の留学生活がより良いものになりますように。
また次回お会いしましょう~!

引き続きこちらのブログでは留学に役立つ情報を発信しています。

↑ホームステイが不安な方にお勧め!良質なホームステイ体験ができると好評の教師宅ホームステイです


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